髪の毛の生え変わり
スタイリングのコツはある?
髪の毛には一定のサイクルがあり、自然と生え変わることをご存じでしょうか?
季節や生活習慣によっても影響を受けるため、「最近抜け毛が多い」と感じることがあるかもしれません。
今回は、髪の毛の生え変わりの時期や対策、さらに生え変わり時期に気になる短い毛のスタイリング方法について詳しく解説します。
1. 髪の毛の生え変わりとは?
髪の毛は一定のサイクルで生え変わるため、一生同じ髪が生えているわけではありません。
髪の成長には「毛周期(ヘアサイクル)」があり、以下の3つの段階を繰り返します。
● 成長期(2~6年)
髪の毛がしっかりと成長し、太く長くなる時期です。健康な髪は約80~90%がこの成長期にあります。
● 退行期(2~3週間)
成長が止まり、毛根が縮小する時期。
新しい髪が生える準備段階であり、全体の1~2%がこの退行期に該当します。
● 休止期(3~4カ月)
毛根が休んでいる状態で、この時期に髪が抜けやすくなります。次の成長期に向けて新しい髪が生える準備をしています。
このサイクルを繰り返しながら、新しい髪が生え、古い髪が抜けていきます。
2. 髪の毛が生え変わりやすい時期とは?
生え変わりの時期には個人差がありますが、特に季節の変わり目は抜け毛が増えやすいと言われています。
● 春(3~5月)
春先も抜け毛が増えることがあります。
冬の乾燥や血行不良が影響し、毛根が弱まることで抜け毛が増加します。
● 秋(9~11月)
最も抜け毛が増えやすい時期です。
夏の紫外線ダメージや、気温の変化による頭皮環境の乱れが影響し、髪の休止期に入る割合が増えます。
対策として、以下のようなケアを心がけましょう。
3. 季節の変わり目の抜け毛対策
①頭皮の保湿をしっかり行う
乾燥しやすい時期は、保湿効果のあるスカルプトリートメントやオイルを使って頭皮をケアしましょう。
②優しく洗髪し、刺激を避ける
抜け毛が気になると、ついゴシゴシ洗ってしまいがちですが、強い摩擦は頭皮に負担をかけます。指の腹で優しく洗いましょう。
③栄養バランスの良い食事を意識する
髪の成長に必要なタンパク質、ビタミンB群、亜鉛などをしっかり摂取することで、健康な髪を育てることができます。
④質の良い睡眠をとる
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、髪の成長にも影響します。夜更かしを避け、規則正しい生活を心がけましょう。
4.短い毛のスタイリング方法
生え変わりの時期は、新しく生えてきた短い毛が目立ちやすく、前髪やトップの毛がうまくまとまらない…そんなお悩みを感じたことはありませんか?そこで、生え変わりの時期でも扱いやすくするスタイリングのコツをご紹介します。
●ヘアオイルやワックスを活用する
短い毛は浮きやすいため、軽めのヘアオイルやワックスを指先でなじませ、抑えるようにセットすると自然にまとまります。
●ドライヤーで方向づけをする
短い毛が立ってしまう場合は、ドライヤーで流したい方向に風を当てながら手ぐしで整えます。仕上げに冷風を当てるとキープ力が高まります。
●分け目を変える
短い毛が目立つ場合は、分け目を少しずらすことで自然に馴染ませることができます。毎日同じ分け目にしていると、同じ部分に負担がかかるため、定期的に変えるのもおすすめです。
●スプレーで固定する
髪をセットした後、軽くスプレーをすると短い毛が落ち着き、時間が経っても乱れにくくなります。
5. 健康な髪が生える習慣
髪の毛の生え変わりは自然な現象ですが、特に秋や春は抜け毛が増えやすい時期です。
この時期は頭皮ケアや栄養補給を意識することで、健康な髪を育てることができます。
また、生え変わりの時期には短い毛が目立ちやすくなるため、ヘアオイルやドライヤーを活用したスタイリングで対策するのがおすすめです。
健康で綺麗な髪は「頭皮」から。
今の髪の状態を知り、適切なケアを取り入れて、より健康で美しい髪を目指しましょう!