インフルエンザ対策｜知っておきたい予防法と生活習慣

こんにちは、AMUBELLEの原です。

毎年冬になると流行するインフルエンザ。
高熱や倦怠感、関節痛などのつらい症状に悩まされる人も多く、重症化すれば肺炎や脳炎など命に関わることもあります。特に近年は、新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されており、例年以上に予防への意識が高まっています。

今回は、そんなインフルエンザ対策と、日常生活でできる予防方法についてご紹介します。

インフルエンザとは？
基本をおさらい

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症する急性呼吸器感染症です。
主な原因となるのはA型とB型で、A型は毎年変異を繰り返し、世界的流行（パンデミック）を引き起こすこともあります。感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」。咳やくしゃみで飛び散るウイルスを吸い込んだり、手すりやドアノブなどに付着したウイルスを触れた手で口や鼻に触れたりすることで感染します。

発症までの潜伏期間は1〜3日ほど。突然の高熱（38℃以上）、頭痛、筋肉痛、全身の倦怠感などの全身症状が特徴です。普通の風邪よりも症状が強く、回復までに1週間前後かかることが多いです。

予防接種の重要性とタイミング

◼︎ワクチン接種は「重症化を防ぐ」最大の予防策
インフルエンザワクチンは、感染そのものを完全に防ぐわけではありません。しかし、発症率を下げ、発症しても重症化を防ぐ効果が確認されています。特に高齢者、基礎疾患のある人、妊婦、小さな子どもは重症化リスクが高いため、毎年の接種が推奨されています。

◼︎接種のベストタイミング
ワクチンの効果が出るまでには約2週間かかり、持続期間は約5カ月程度です。日本では例年12月から3月に流行のピークを迎えるため、10月〜11月中旬に接種を済ませておくのが理想的です。また、ワクチンは毎年ウイルスの型に合わせて更新されるため、昨年接種した人も必ず再度受けるようにしましょう。

日常生活でできる
インフルエンザ予防

1. 手洗いと咳エチケットの徹底
最も基本的で効果的なのが「手洗い」です。
外出先から帰宅したとき、食事前、トイレの後など、こまめに石けんで手を洗いましょう。流水で15秒以上洗うことで、多くのウイルスが除去できます。

また、咳やくしゃみをする際はマスクやティッシュで口と鼻を覆う「咳エチケット」も大切です。マスクは感染を防ぐだけでなく、自分が感染者だった場合に他人にうつすリスクを下げる効果もあります。

2. 室内環境を整える
インフルエンザウイルスは乾燥した環境で長く生存します。室内湿度は50〜60％を保つように心がけましょう。加湿器の使用や、濡れタオルを部屋にかけておくのも有効です。また、換気を1〜2時間おきに行うことで、ウイルス濃度を下げることができます。

3. 睡眠・食事・運動で免疫力を高める
体の免疫力が下がると、感染症にかかりやすくなります。十分な睡眠（7〜8時間）をとり、バランスの良い食事を心がけましょう。特にビタミンCやD、亜鉛、タンパク質を意識して摂ると免疫細胞の働きをサポートします。

適度な運動も効果的で、ウォーキングやストレッチなど軽い有酸素運動を週に数回行うことで、免疫機能の維持に役立ちます。

感染したかも？と思ったときの対応

インフルエンザは、発症初期に適切な対応を取ることが大切です。

◼︎医療機関を早めに受診
高熱や強い倦怠感が出た場合は、無理をせず早めに医療機関を受診しましょう。発症から48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬（タミフルやゾフルーザなど）の効果が期待できます。

◼︎自宅療養時のポイント
感染拡大を防ぐため、発症後5日間、かつ解熱後2日間は外出を控えるのが基本です。
家族にうつさないために部屋を分け、共有物（ドアノブ、タオルなど）の消毒をこまめに行いましょう。また、発熱時は水分を十分に摂り、体力の回復を最優先にすることが重要です。

コロナ禍で変わった
インフルエンザ対策

近年はマスクや手指消毒の習慣化によって、インフルエンザの流行が一時的に減少しました。
しかし、最近は再び増加傾向にあります。

「もうマスクは不要」と油断するのではなく、混雑した場所や医療機関などではマスク着用を継続するのが安心です。コロナとインフルエンザは同時感染する可能性もあるため、どちらのワクチンも適切に接種することが推奨されています。

日々の小さな習慣が大きな予防に

インフルエンザ対策は、特別なことをするよりも、毎日の生活習慣を少し意識するだけで大きな効果があります。

✔︎ワクチンを毎年接種する
✔︎手洗い・うがい・マスクを徹底する
✔︎室内の湿度と換気を整える
✔︎睡眠・栄養・運動で免疫力を維持する

これらを意識して、インフルエンザに負けない習慣を身につけましょう♪