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髪は乾かしたほうが良いワケ

2025.12.16

お風呂上がりに「つい髪を自然乾燥のままにしてしまう」という人は意外と多いのではないでしょうか?特にロングヘアの場合、乾かすのに時間がかかるため後回しにしがち。しかし、髪を乾かさないまま放置すると、髪のダメージだけでなく頭皮環境にも悪影響を与える可能性があります。

今回は、「なぜ髪を乾かしたほうが良いのか?」についてと、今日からすぐに見直したくなる“正しいドライ習慣”についてご紹介します。

髪を乾かしたほうが良い
5つの理由

1. キューティクルを守るため
濡れた髪は、乾いた髪よりもキューティクルが開いた状態になります。キューティクルは髪の表面を覆う薄い膜のようなもので、外部刺激から髪を守る大切な役割を担っています。しかし、濡れて開いた状態のキューティクルは摩擦に弱く、枕やタオル、服との接触だけで簡単に剥がれやすくなります。そのまま自然乾燥させると、髪内部の水分が不安定なまま蒸発し、パサつきや枝毛、切れ毛の原因に。ドライヤーで素早く乾かすことで、キューティクルが整い、髪の内部に必要な潤いを閉じ込めることができます。

2. 頭皮の雑菌繁殖を防ぐため
湿った頭皮は、雑菌やカビが繁殖しやすい環境です。特に自然乾燥は乾くまでに時間がかかるため、頭皮が蒸れた状態が長く続きます。これにより、かゆみ・フケ・ニオイの発生につながることも。また、慢性的に湿度が高い状態が続くと、頭皮トラブルが悪化し、抜け毛や薄毛に発展する可能性も指摘されています。健やかな髪は健康な頭皮から生まれるため、ドライヤーで短時間で乾かすことが頭皮の衛生環境を保つうえでも非常に重要です。

3. 寝ぐせ・うねりを防ぎ、スタイリングを楽にするため
髪が濡れたまま寝てしまうと、枕との摩擦や頭の形の影響でキューティクルが乱れ、うねりや寝ぐせがつきやすくなります。とくにクセ毛の方は水分の乾き方で髪の形が決まるため、適当に自然乾燥させると広がりやすい傾向があります。
しっかり乾かしてから寝ることで、キューティクルが整い、翌朝のスタイリングが格段に楽になります。朝の時間が短縮され、まとまりやすい髪を維持できるようになるのも大きなメリットです。

4. ダメージを最小限に抑えられる
「ドライヤーの熱で髪が傷む」と思っている方も多いですが、実は自然乾燥の方がダメージが大きい場合もあります。ドライヤーの熱ダメージは、正しい距離・風量・時間を守れば最小限にできますし、むしろ濡れた状態を放置することによる摩擦ダメージの方が深刻です。また、濡れた髪は内部のタンパク質が水に触れて膨張しており、そのまま放置するとタンパク質が流出しやすいとも言われています。適切に乾かすことで髪の構造を守り、カラーやパーマの持ちも良くなります。

5. 髪のツヤを出すため
ツヤのある髪は、光を均一に反射することで生まれます。ドライヤーを使って髪の流れに沿って乾かすことでキューティクルが滑らかに閉じ、手触りと見た目の両方が向上します。オイルやミルクのトリートメントと併用すると、よりツヤ感がアップし、髪の美しさを保ちやすくなります。

正しい髪の乾かし方

STEP1:タオルドライをしっかりする
まずは、ドライヤー前のタオルドライが重要です。ゴシゴシ拭くのではなく、タオルで髪を挟んでポンポンと水分を吸い取るようにします。摩擦を減らすことでキューティクルの損傷を防げます。

STEP2:洗い流さないトリートメントをつける
ドライヤーの熱から髪を守るために、必ずヘアオイルやミルクタイプのトリートメントを使用します。髪の中間から毛先に向かって馴染ませると、熱ダメージの緩和・乾燥防止・まとまり感アップにつながります。

STEP3:根元から乾かす
髪は根元 → 中間 → 毛先の順に乾かすのが鉄則です。根元は毛量が多く乾きにくいため、最初にドライヤーを当てて頭皮の湿気を素早く飛ばします。頭皮をしっかり乾かすことでニオイや雑菌繁殖の予防にもなります。

STEP4:全体を整えながら乾かす
手ぐしやブラシで根元の向きを整えながら乾かすと、髪が自然にまとまりやすくなります。クセ毛の場合も、手ぐしでテンションをかけることで広がりを抑えやすくなり、仕上がりがきれいになります。

STEP5:冷風で仕上げる
最後に冷風を全体に当てると、キューティクルが引き締まり、ツヤとまとまりがアップします。
さらに、ヘアスタイルが長持ちしやすくなるため、朝のスタイリングが楽になります。

自然乾燥派のよくある疑問

「自然乾燥でもいい髪質はあるの?」
直毛でダメージが少ない髪質の場合、一見自然乾燥でもまとまることがあります。しかし、頭皮の衛生という観点では乾かしたほうが確実に良く、長期的に見ると乾燥・うねり・ツヤの低下が起こりやすいので、やはり乾かす習慣をつけるのがおすすめです。

「ドライヤーの熱が心配…」
適切な距離(20cm程度)を保ち、風を動かしながら乾かせば問題ありません。むしろ濡れた状態が長時間続くほうがダメージにつながるため、恐れずに正しく使うことが重要です。

「時間がかかるから面倒」
タオルドライを丁寧にするだけで、乾くまでの時間は大幅に短縮できます。また、最近は速乾タイプのドライヤーも増えており、以前よりずっと手軽に乾かせるようになっています。

美しさと健康を保つ
正しいドライ習慣

髪を乾かすことは、単に“スタイリングをしやすくする”という目的だけでなく、髪の構造を守り、ツヤを保ち、頭皮環境を健やかに維持するための大切なステップです。自然乾燥は長時間濡れたままの状態が続くため、ダメージのリスクが高く、トラブルの原因にもなりやすくなります。
「面倒だから…」と放置していた方や、カラーリングなどによるダメージが気になる方は、今日からぜひドライ習慣を見直してみてください。

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